シングルモルトのウイスキーについて
シングルモルトとは単一の蒸留所内で製造されたモルト原酒をブレンドさせたウイスキーのことで、サントリーの山崎のように蒸留所の名前を冠したウイスキーが多いです。
初めてこの製法が誕生したのはスコットランドで、15世紀には既に世に誕生しています。
ウイスキーは香りや風味を楽しむお酒ですが、その製法には製造した土地の水や風土、気候が大きく影響するためにどこの土地で作られたかということが1つのポイントになります。
シングルモルトという名前が誕生した背景はそこにあります。
ウイスキーをおいしくする重要な要素の1つは水です。
前述のサントリーは水と生きるという言葉を企業理念としていて、水をとても大切にしていることを強調しています。
継続的に良品質を世に出し続けることができるようにするために環境保護にも力を入れています。
製造業において水を使うのはウイスキーなどの飲料に限りません。
自動車のような機械部品やエアコンのような家電部品でも作るときには水が必要です。
ただし飲料においては水がその素材となるため、商品により直接影響してくるのです。
我々は簡単に自然を壊し水を汚すことはできますが、逆に元に戻し水をきれいにするには、それにかけた倍以上の時間と手間とが必要になります。
目先の利益だけで環境を変えてはいけないことを災害や気候変動で既に学びとっています。
水は人間の成分の60%以上を占め、我々にとっても基礎となります。
それを大事にすることは忘れがちですが、当然のことなのです。